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2月16日 産後の骨盤の歪みゆるみ(腰・恥骨・股関節の痛みなど)骨盤ベルトはした方が良いか?

 妊娠~出産で歪み開いてしまった骨盤。この骨盤の乱れに伴い、腰痛や股関節痛や恥骨の痛みなど骨盤周囲の痛みに悩まされるお母さんは多いと思います。骨盤を元に戻す為の骨盤ベルトは産院で支給されることもありますが、あまりしないという方も多くいらっしゃると思います。実際骨盤ベルトってした方が良いのでしょうか?

産後の骨盤の歪みと体の痛み
 出産の後に腰や恥骨や股関節などの痛みに悩まされるお母さんは多いのではないでしょうか?  妊娠している間に胎盤が形成されそこから分泌されるリラキシンというホルモンの働きで骨盤の仙腸関節や恥骨結合が弛むことで骨盤が開きやすくなり出産が可能になります。
 出産後は緩んで開いた恥骨結合や仙腸関節は閉じてきて徐々に安定してきますが、完全に元に戻るのには3カ月~6か月程かかる為、骨盤が歪みやすく弛んでいる状態になります。
 痛みについては、骨盤が緩んで離解した仙腸関節や恥骨結合の炎症による痛みもありますが、関節が緩んだ状態を安定化させようと回りの筋肉に過剰な緊張が起こり骨盤回りのさまざまな痛み(腰痛、恥骨痛、股関節痛、坐骨神経痛など)が起こりやすくなります。
 この痛みは、骨盤が開大してくる妊娠中からの場合もありますが、分娩を経てから目立ってひどくなったという方もいらっしゃいます。
 通常は産後に骨盤の関節が閉じて安定化してくることで痛みも和らいできますが、産後の育児の負担や、生活姿勢の問題で骨盤の歪みが出てくると歪んだまま安定化してしまい、慢性痛になる方も少なくありません。
 
産後の骨盤の歪み緩みによる痛みを和らげるために
 このような体の痛みに対して、まず試してほしいのは骨盤ベルトの使用です。産院で渡される場合もあるようですが、意外と使ってない方が多いみたいです(産院によっては必要ないと言われる場合もあるようです)。通常の分娩であれば出産直後から1カ月半~2カ月は使用していただくことをおススメします。
 ただし、骨盤が歪んだままで固定することで、骨盤のゆがみ自体も固定化されて慢性的な身体の問題になる場合もあり、巻く場所が問題で体のトラブルになる場合もあります。また、元々骨盤の歪みがある方の場合は産後の骨盤がゆるんでいる時こそ効果的な骨盤矯正が可能になりますので、ぜひ来院して検査と施術を受けていただくことも合わせておススメします。
 
 最近は小金井市内でも産後の骨盤矯正をうたっている整体院や整骨院は多くなっていますが、当院の産後の骨盤矯正は、骨盤帯回りの痛みを緩和させつつ、骨盤の関節を安定化させる効果が高い方法ですので、ぜひいらしてください。

Posted by 塩谷直樹