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2月3日 筋肉のコリ(緊張)には2種類ある。張りと縮み(伸張と短縮)

 節分ですね。三寒四温の時節柄、少しずつ春の訪れを感じられる時期になりましたが、まだ朝夜など厳しい冬の寒さを感じます。そんな寒い時は思わず肩をすくめて首肩の筋肉が縮こまってしまい、肩こりも起こりやすくなります。ところで「筋肉のこり」とひと言でいわれる状態には実は2種類あり、緩和の仕方もそれぞれ違います。

筋肉の張り(伸張)と縮み(短縮)
 今年は当初の中長期予報通り暖冬で早くも梅が咲き始めていますが、小金井あたりでは都心に比べればやや寒さは感じますね。
 とは言っても日中に晴れて風がなければ暖かな時もあり、こうなると昼と夜の寒暖差が大きく、暖かな日がある分、寒い時ににはよけい寒さを感じてしまいます。そんな寒い時に外にいると、つい肩をすくめてしまって、気が付いたらひどく肩がこっているといったことになりがちですね。 

 ところで、来院者様が筋肉の気になる異常を訴える場合、「肩がこる」とか「背中が張る」とかいった表現で説明されますが、これらは、筋肉が緊張して固くなった状態にある場合の自覚的な表現です。
 ただ実際にこの筋肉の緊張の状態にも種類があって、それが「張り」と「縮み」です。

 筋肉が張っている状態とは筋肉が伸ばされた状況で重力などの負荷がかかって緊張してしまっている状態です。猫背の人の丸い背中や、ストレートネックの為に頭部前方姿勢で肩が前に出ている人の首から肩にかけての張りなどがこれにあたります。スマホをやり過ぎの時の肩のコリ感もこれですね。

 筋肉が縮んでいる状態とは筋肉の短縮姿位が習慣化されて伸ばしにくくなってしまっている状態で、顎が上がっている人の後頭部と首の境目や、お腹が前に出ている人や反り腰の人の腰部がこれにあたります。

 整体院やカイロの治療ではこの筋肉の状態を把握しながら施術を行いますが、自分で何かをしようとした場合、どちらの状態も緊張をゆるめることで楽にはなりますが、ゆるませる為の効果的な方法は異なります。
 筋肉の張りの場合は、伸ばされてしまっているので、縮めてあげる動きをいれることで緩みやすくなります。  筋肉の縮みの場合は、単純に縮んで短縮した筋肉を伸ばすストレッチが効果的です。
 ですから例えば「肩こり」でもイカリ肩で筋肉が短縮してしまっている人の場合はストレッチ、ナデ肩で筋肉が張ってしまっている場合は、肩をスクメてから力を抜いたり肩甲骨を動かしたりして首肩の筋肉も同時に動かすようにすると効果的です。

Posted by 塩谷直樹