こがねいカイロプラクティック

HOME >  コラム&レポート  > コラム

10月1日 スポーツの秋ですが・・・急な運動には注意しましょう!

小金井市内もキンモクセイの香る季節になりました!そろそろ積極的に活動したい季節ですね。しかも「スポーツの秋」!しかし久しぶりに運動を始める時は気をつけて!
 厳しかった残暑も少しづつ秋らしいさわやかな涼しさになってきました。運動は腰痛や肩こりの解消にも効果があるのでおすすめはしますが、普段運動をしていなくて久しぶりに体を動かす方は要注意。そんな方へのアドバイスです。


秋は運動を始めるには絶好の時期ですが・・・
 秋と言えばスポーツの秋、運動の秋。今年は運動会もやっと入場者の制限など緩和され行われるところが多いようですね。
 いずれにしても日頃の腰痛や肩こりも運動不足が原因の方も多いと思いますし、在宅勤務で運動不足を実感してらっしゃる方も多いと思うので、気候的にも体が動かしやすくなって「何か運動でも始めようかな?」という気になっている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
 確かに暑さ寒さの制約もなく、10月以降は天候も安定して秋晴れの日も増えてくるので(最近の10月は意外と雨が多い傾向もありますが)、運動習慣を身につけるには絶好の時期だと思います。
 ただし運動不足ぎみの方、久しぶりに運動される方、特に中高年の方は急な運動でトラブルも起こりやすくなるので注意が必要です。

急に運動を行うことによる身体のトラブル
 久しぶりに運動を行う場合や歳をとってからの運動は、気持ちは若いままで体も昔通り動かせると思っていても、実際には体がついていかないものです(会社やお子さんの運動会の父兄競技で転倒者をよく見かけるのは良い例ですね)。運動習慣なく時が経てば当然運動機能は衰えますが、衰える身体の機能には以下の様なものがあります。
・筋肉の筋量と筋力が共に衰える。(力やスピード出なくなる)
・関節や筋肉・腱が固くなり、体の各部位の可動域が狭くなる。(身体が固くなる)
・運動神経の反射・反応速度が遅くなる。(ケガしないように対応する動きも鈍くなる)
・心肺機能や血管などの衰えにより持久力が低下する。(スタミナがなくなる)
 このような状態で急な運動を行うと「ぎっくり腰」で腰を痛めたり、脚の肉ばなれや捻挫が起こりやすくなります。また大変注意を要するのが転倒で、打ち身や捻挫などのケガをするというだけでなく、ひどいと骨折やアキレス腱断裂で仕事も出来なくなるといった場合もあるので気をつける必要があります。

急な運動におけるトラブル予防
 予防の為には、運動を始める時に、できれば数日前からウォーキング→軽いランニングなどを少しづつ始めて、運動後にはストレッチで柔軟性と疲労回復を促し(ストレッチは運動後に行うことが重要)、体を慣らしてから本格的な運動を始めるようにしましょう。
 また、体力の衰えを認識して「昔の自分とは違うという自覚」も大切です。特に競い合うタイプの競技的な運動を行う場合はマイペースとはいかずについ無理をしがちになるので要注意です。

中高年の方は内科や循環器の問題にも要注意
 さらに、中高年の場合は内科や循環器の問題が潜んでいる場合もあります。運動は本来高血圧や糖尿病や脂質異常などの予防や改善に効果が期待されるものではありますが、これらの状況が進んで心臓や血管が衰えてしまっているところで、いきなり急激な運動を行うことは危険です。できれば、病院でメディカルチェックを受けたうえで、やはり少しづつ運動の負荷を上げていくことが大切です。

Posted by 塩谷直樹